以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
とある吉日、茶事の招待状が上質な和紙の封筒につつまれて郵送されてきたので開けてみると…な、なんとっ巻紙の奉書が入ってる!(忍者みたい)
そして文章はあきらかに筆で書かれていました。(筆ペンじゃないよ) 生まれてこのかた、巻紙で手紙をもらったのは初めてで、 お返事を書くのに3週間ぐらいかかりました。ふう。 なんでそんなに時間がかかったのかというと、 01、和紙の種類は何を選べばいいのかわからなかった。 しかも高くて買うのに躊躇した。 02、習字の道具が手元にない! 実家に行っても、しまってある場所がわからなかった。 03、字がきたない。サラサラっと書かないと和紙がにじむ。 筆に慣れていないので、よりいっそう下手になる。 04、習字の練習。入魂しまくり。 05、「拝啓」から始まる手紙なんて書いたことないので、 本を見て書き方を調べる。 06、本のままの文書じゃ脳がないのでオリジナリティを出そうとし、 四苦八苦する。 07、文章は完成したが4度も書き間違える。 そのつど最初から書き直し。 08、失敗ばかりするので和紙がなくなる。 09、書き終えたところで私の師匠のチェックが入る。あうぅ…。 10、完成した手紙に切手を貼ろうとしたら、師匠から 「切手にこだわる人よ」と言われる。風流な絵柄の切手を 探しまわる羽目に。 ちなみに内容は、こんどの土曜に、千葉のさらに奥にたたずむ某庵にて開かれる利休忌の茶事のご案内でした。 そのお方は表千家の家元に近い人なんだけど、地位にも名誉にも全く興味のない私の師匠のところにこっそり来ることから、弟子である私たちを招待してくれたというわけ。 徳川美術館とかに飾ってあるような茶道具を実際に使ったりする茶事なんて、たぶんこの先もないだろうから、おそるおそる経験してみようかと思います。 毎月師匠の家でやってる茶事の稽古が、役に立つときがきた…かも?
by chidori_wacha
| 2006-03-23 22:19
| cha01
|
ファン申請 |
||